2016年4月
アルミハンドル粉体塗装(パウダーコーティング)
今回は当社が採用している塗装方法”パウダーコーティング”を紹介します。
当社のアルミハンドルはアルミ素材自体が錆びにくい耐食アルミADC-5を使って成型してありますのでもともと錆びにくくなってます。
又、ガンメタやブラックなどアルミハンドルに上塗りする場合、、耐候ポリエステル塗料という塗料を使っているので、塗膜強度、耐摩耗、防錆性などが大幅アップしました。
耐候ポリエステル塗料は粉体塗料 というもので液体ではなく粉末のものです。
この粉末を静電気を使ってアルミの表面に密着させ、強力な塗膜を作るというのがパウダーコーティングの仕組みです。
上の画像がアメリカ製のパウダーコーティングマシン。
こちらがコーティングに使うパウダー(粉末)です。
今回はチャイナピンクで塗装します。
静電気を発生させる特殊なガンでパウダーを吹き付けます。
静電気でハンドルの表面にパウダーがビッシリ張り付きました。
そのまま乾燥炉に入れて180度で20分焼きます。
20分後、綺麗なツヤありのチャイナピンクに焼き上がりました
ちなみに今回のご注文、
コーデルラバーのネオングリーンを装着。
かなりカラフル。
こちらはガンメタのパウダーを使って
塗ったEMGマグネシウムハンドルです。
マグネシウムはアルミより錆びやすいので、特に塗料には気を使いますが
このパウダーコーティングで画期的に強い塗膜が得られました。
ハンドカーブグリップ 花梨の瘤
ハンドカーブグリップ、いままでチーク、ウォールナット、ハワイアンコア、メープルなどで
作ってきましたが、今回は花梨で作ります。
先日左の画像の花梨材料を入手。
なかなかの杢が出ている銘木。
特に瘤といわれる杢の入った一級の花梨材です。
いつものように手彫りで成型。
ただ仕上げはいつものチークオイル仕上げではありません。
表面に木固めエースという塗料を浸透させます、浸透しなくなるまで塗っては磨きを繰り返すこと
5回。
すると表面数ミリまでがガチガチに硬化。水気にもろ強い木材に変身します。
しかしそれでいて木の風合いも残るという優れもの。今回はこれで仕上げてみました。
花梨瘤グリップページ