2015年11月
オールウッドハンドル自作#2
今回のオールウッドハンドルの自作ですが、ウォールナット材を使って作ってみます。
通常ですと図面を書いてから始めますが、今回アルミパイプ用の穴開けから始めます。
というのも木材の目に沿って穴を開けるのは結構難しいからです。
立派なボール盤があったとしても15Φの径の穴を20cm以上の深さに開けるのは大変です。
画像のように板を万力に挟んで木工用のドリルで作業すればボール盤はいりません。
いっぺんに開けようとせず、最初は12Φぐらいで開けてその後15Φを通せば楽に開きます。
ただ、手作業で開けた穴ですから厳密にいえば真っ直ぐには開いていません。
その為、原図を描くのが後なのです。
微妙にずれた穴を基準にして原図を描きます。
事前につくっておいた型紙を当ててトレースします。
トレースした線にそって帯ノコで切り取ります。
帯ノコがなければ、少し手間ですが手ノコで切り出します。
横方向が切り出せました。
続いて縦方向の切り出し。
この時点でリールの乗るシート部分を加工します。
あとはひたすら小刀や彫刻刃で削る作業です。
刃物のあとはペーパー掛け作業、
#100ぐらいから#240、最後は#400ぐらい
手をかければかけるほど、綺麗になります。
後は部品を組み込む作業となります。
エポキシ接着剤でアルミパイプ等を接着します。
アルミパイプを本体に接着したところで、ついでに本体にチークオイルを塗布。
ウォールナットの木目が鮮やか、美しい表面が出現しました
画像上がメープル(カエデ)材、下が今回制作したウォールナットオールウッドハンドル、セミダブル。
ヘッドもウッドにすると趣も変わります。
アルミパイプが半分以上貫通していますので強度的にも安心、
ロッド着脱方法が3本爪ですが、部品を変えればデルリン用も作れます。
昨日告知したオールウッドハンドルのキットですが、ご要望があれば半加工(貫通穴、シート部、ヘッド部)のウッド本体に
ヘッド金具、3本爪、アルミヘッド、シートネジ、などの部品を付属で販売予定です。
又、今回作ったハンドルそのものも販売しています、ウォールナットオールウッドハンドルセミダブル
よろしくお願いします
ライトアーマー乗ってきました。
昨日は地域の防災訓練日でした。
地震や津波で建物が倒壊、インフラも壊滅した場合をそうていしての訓練。
特に当社のある川口市は荒川の流域の為、洪水等の災害も予想されます。
そんなときの為、数ヶ月前から給水装置の組み立て、簡易トイレの設営、手作担架やケガの応急処置などを学んきました。
そしてその訓練の本番が昨日市内小学校の校庭で大々的に行われたというわけです。
私の担当は消火器の取り扱いだったので、初期消火の説明から器具の取り扱いなどを市民の皆さんと共に実践しました。
消火器は結構使ったことが無い人が多く、かなり有意義な訓練だったと思います。
そんな消化訓練場の隣に鎮座してたのが自衛隊の装甲車。
一緒に参加していた消防署や水道局の車両など及びもしない異彩を放っていました。
略称:LAV
愛称:ライトアーマー
[乗員]4人 [空車重量]約4.5t
[全長]4.4m [全幅]2.04m [全高]1.85m
[最高速度]100km/h [
開発:]防衛庁技術研究本部
主として普通科部隊などに装備し、戦略機動および戦場機動などに使用される。 固有の搭載火器はないが、普通科部隊などが装備する、 5.56mm機関銃の車載射撃および軽対戦車誘導弾の車上射撃が可能である。
車両の説明書きでは、おもに紛争地向けのように書かれていますが、災害地でも活躍されているとのことでした。
1両3000万円。ヘビーデューティーで無骨な車体には製造畑の私も魅了されてしまいました。
運転席にも座らせてもらいましたが、なんとオートマ車。
最高速度も100km以上とのこと。
大宮の駐屯地から高速道路を飛ばしてきたとのこと、こんなのに煽られたらさぞかし怖いことでしょうね。